2009年2月25日

日本電工、8年半ぶり一時休業 高炭素フェロマン減産

 日本電工は8年半ぶりに一時休業を設けるなどの不況対策に乗り出した。操業度などでばらつきはあるものの、本社、全工場を対象に2、3月は3―10日の臨時休業を設定する。高炭素フェロマンガンは能力比30%減産に入った。すでに雇用調整助成金の受給を申請。役員報酬も2月から一部カットした。

 高炭素フェロマンガンの増強、マンガン酸リチウムの新工場建設など戦略投資以外は投資を極力絞り込むなど、一連の対策で足元の急速な需要冷え込みを乗り切りたい考えだ。