2009年3月16日

日金工、省Niばねステンレス鋼を国内外で販売強化

 日本金属工業は13日、独自鋼種であるオーステナイト系省ニッケルばねステンレス鋼「NTKD―7S」の引き合いが増えているため、国内外で拡販活動を強化すると発表した。非磁性と高強度が求められる電子部品向けをはじめ、建築金物や自動車向けなどにも用途拡大を狙う。

 同じオーステナイト系のSUS304代替として、10―15%のコストダウンに寄与する。ニッケル含有量が少なく、フェライト系にはない特性を生かし、ばね材需要の拡大を見込む。