2009年6月15日

日本電工、中国のシリマン合弁 経営権譲渡

 日本電工は12日の取締役会で、中国のシリコマンガン製造子会社、錦州日電鉄合金の持分を香港資本の合金鉄メーカー、亜洲鉱業に譲渡する方針を決めたと発表した。10%の出資を残して71・07%の持分の大半を譲渡する。2006年の操業開始以来年間約4万トンを日本の需要家に供給してきたが、中国の輸出政策変更など経済環境の変動を受けて、主導権を譲る。日本の需要家向けには錦州日電鉄合金の一部に加えて、外部調達材などで引き続き安定供給を続ける。

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