新日鉄、電磁鋼板加工３社を統合＝来年４月に「日鉄電磁」

　新日本製鉄は10日、連結子会社で国内電磁鋼板加工拠点の日鉄電磁テクノ（愛知県海部郡美和町）、広畑電磁鋼センター（兵庫県姫路市飾磨区）、九州電磁鋼センター（福岡県北九州市八幡東区）の３社を来年４月１日付で経営統合し、電磁鋼板の基幹加工拠点「日鉄電磁」を設立すると発表した。

　スリットやコア製造など各加工拠点の技術、技能をトランスファーし、素材製造から二次加工製品まで一貫したグループ事業運営とすることで、国内電磁鋼板事業の競争力と取引基盤の強化を図るのが狙い。国内最大規模の電磁鋼板加工センターが誕生する。