2011年2月15日

インドネシア官民鉄鋼対話、日本に投資拡大期待

 経済産業省は、インドネシアとの第1回官民鉄鋼対話を10日にジャカルタで開催した。日本からは小糸正樹・鉄鋼課長ほか、高炉5社の輸出営業幹部ら、現地からはプトゥー工業省金属局長、インドネシア鉄鋼協会(IISIA)、現地鉄鋼メーカーが出席。インドネシアの鉄鋼需要や生産能力の拡張計画などが報告され、両国の鉄鋼業の現状について意見を交換した。第2回を日本で開催することに合意し、今年秋ごろをめどにしている。

 鉄鋼需要について現地側が、経済成長に伴うインフラ整備や、製造業の増産投資で拡大する予想を示した。需要増に対応するため、国営最大手のクラカタウ・スチールが、韓国POSCOとの高炉建設で生産を増やすなど、鉄鋼生産能力の拡張を進めている。プトゥー局長は、「日本の鉄鋼業によるインドネシアへの投資の拡大を期待している」と、日本企業の協力を求めた。







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