中国、鋼材市況横ばい続く

　中国の鋼材市況は、横ばい推移。1月初めに軟化したが、下旬の春節（旧正月）前後は取引が停滞し、市況は鋼板がほとんど動きをみせず、条鋼も小幅の上下動にとどまった。春に向けて需要が上向くのが通例だが、本年は政府による経済のマクロ調整が続き、需要浮揚の見通しが不透明。ただ、市中在庫のレベルは低く、先週末に宝山鋼鉄が3月積み販売価格の引き上げを発表したことで、動意が芽生える可能性もある。