2012年8月6日

缶用鋼板市場 アジアで競争激化

 アジアの缶用鋼板市場は競争が激化している。日本の商社や鉄鋼メーカーによると、アジアのブリキ最大手、中国の宝山鋼鉄は9月積みのブリキ価格を、7月比でトン当たり150元(約1860円)引き下げた。日本の鉄鋼メーカーや商社は、出資する中国のブリキ製造拠点で減産などの対策を講じる。メーカーによると、秋には中国の熱延鋼板価格が上昇する傾向にあり、価格続落は考えにくいとみる。一方、商社によると海外メーカーは積極的に輸出しているといい、需給緩和の懸念もあるという。







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