2012年11月7日

中国反日運動、日系コイルセンターへの影響深刻

 鉄鋼輸出の減少や現地日系コイルセンター(CC)の操業度低下など、中国の反日運動による日本鉄鋼業への影響は当面続く見通しだ。

 好調だった日系CCの自動車向けの操業は10月に半減。日系自動車の減産に年内回復のめどは立たず、「部品メーカーからは来年に向けた話が聞こえてこない」(華南地区の日系CC首脳)状況。中国経済の成長も鈍化する中、あす8日開幕の第18回共産党大会で決まる新政権が景気対策を打つとみられ、鉄鋼関係者の間では来年2月初旬の春節(旧正月)明けの市場回復に期待する声が高まっている。







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