2013年6月7日

日産、三菱の新型軽車体 高張力鋼板比率、50%超

 軽自動車でも高張力鋼板の採用が加速してきた。日産自動車は6日、三菱自動車と共同開発した軽自動車「デイズ」の販売を開始すると発表した。リッター29・2キロメートルを実現した軽ハイトワゴン。これまで他社からの調達に頼っていた軽自動車で日産が初めて商品企画から参加したもので、新型車投入をテコに国内市場の約4割を占める軽市場で攻勢をかける。車高が高いワゴン型では業界ナンバーワンの燃費性能を誇るとしており、軽量化では引張強度980MPa(メガパスカル)級の超ハイテン鋼板を4%、590MPa級のハイテン鋼板を52%採用し、ボディー構造を最適化している。

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