2014年5月7日

三菱日立製鉄機械・シーメンス、製鉄機械事業を統合

 三菱重工業は7日、独・シーメンス社と、2015年1月に製鉄機械の合弁会社を設立することで合意したと発表した。製鉄機械事業を統合するもので、三菱重工の連結子会社である三菱日立製鉄機械(MH、西良一社長)と、シーメンスのグループ会社が独国やオーストリア、米国などに持つ製鉄機械事業を分割・集約することで英国国内に合弁会社を設立し、その傘下に事業会社を置く。資本金は未定だが、出資比率はMH51%、シーメンス49%を計画。三菱重工からも資金、人材を投入する考え。新合弁会社は、20年において連結売上高4000億円を目指している。世界の製鉄機械マーケット規模は現行1・2―1・4兆円とされ、シェアはSMS、ダニエリ、シーメンスの3社でシェアが拮抗している。今回の製鉄機械事業統合によって、新会社は世界トップシェアになる見通しだ。