2015年6月8日

前3月期鉄鋼企業ランキング、7割弱が経常損益改善

 産業新聞社まとめの鉄鋼・加工メーカー2015年3月期(一部11、12、2月期)連結業績ランキングによると売上高、経常利益ともに新日鉄住金がトップをキープし、売上高経常利益率(ROS)は日鉄住金ドラムがトップに浮上した。消費税増税影響の長期化によって内需は停滞したが、コスト削減が奏功し、メタルスプレッド(鋼材販売価格と主原料価格との差)もおおむね改善。調査対象82社のうち7割弱が増収となり、7割弱の企業の経常損益が改善した。高炉、普通鋼電炉、特殊鋼メーカーの多くが増収増益となる一方、鋼板、鋼線、建材など二三次加工メーカーの多くがコストアップを転嫁・吸収しきれず減益となった。







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