2015年8月27日

鉄スクラップ、東西で続落

 関東地区の鉄スクラップ市況が続落した。26日から東京製鉄が前日に続いて、宇都宮工場含む全工場で購入価格をトン500円引き下げ。地区内の他電炉メーカーでも10拠点が同幅で買値を引き下げ、同日時点の地区電炉メーカーの鉄スクラップ炉前購入価格(H2)はトン2万1000―2万2000円前後に下がった。

 関西地区の鉄スクラップ市況が続落した。地区電炉メーカーの鉄スクラップ購入価格(H2)は大阪でトン当たり2万1500―2万2500円前後、姫路でトン2万1500―2万2000円前後。「中国経済や世界株安等への懸念が鉄スクラップ市場に影響していると見られ、内外とも需要回復が見込めない。底値が非常に読めない状況」(流通筋)など、先行き懸念が広がっている。







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