2017年1月17日

鉄スクラップ関西輸出価格 2万6500円、関東比730円安

 アジア向けの鉄スクラップ輸出市況が調整局面を迎えている。関西鉄源連合会(会長=黒川友二・扶和メタル会長)は16日に第66回鉄スクラップ共同輸出入札を行い、トン当たり2万6500円(大阪湾岸FAS・H2グレード)で成約した。昨年12月26日実施の前回比で1720円安となったほか、先週12日の関東テンダーから730円安い。高騰していた中国向け原料炭スポット価格の大幅続落、中国鋼材価格の下落などが鉄スクラップ市況に影響。米国のアジア向け鉄スクラップ輸出価格が小幅反落したほか、為替が円高に振れたことも入札結果に反映された。

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