2017年2月3日

山陽特殊製鋼、過共析鋼の高靭性化技術開発 工具・軸受鋼同等の硬度 靱性5倍以上

 山陽特殊製鋼は3日、コマツ、大阪大学との共同研究により、過共析鋼の高靭性化技術の開発に成功したと発表した。工具鋼や軸受鋼に匹敵する硬さを持ちながら、5倍以上の靱性を達成。開発した新鋼材成分とそれに適した新しい熱処理技術により、高い硬さを特徴とする過共析鋼の欠点である低い靭性の大幅向上を可能にしたことで、鉄鋼部品の高強度・長寿命、高信頼性のニーズに応えるとともに、使用される部品の小型・軽量化の実現など多様な効果が期待される。今後は、特性の向上と実用化に向けた開発ならびに実証研究を進めていく。







本紙購読料改定のお願い

10月から月1万2000円(税別) 電子版単独は据え置き

産業新聞社は10月1日から本紙「日刊産業新聞」の購読料を月額1万1000円(消費税含まず)から1万2000円(同)に改定させていただきます。本体価格の改定は2021年10月、約45年ぶりに1000円の値上げを実施して以来、4年ぶりとなります。...more