2017年9月15日

新日鉄住金、店売り厚板3000円値上げ

 新日鉄住金は原料高などを受け、厚板の再生産可能なレベルへの価格改善を念頭に、今月20日引き受け(10月積み契約)から店売り価格をトン当たり3000円値上げするほか、国内の造船、建・産機など国内ひも付き価格や韓国造船などの海外ひも付き価格を2017年度下期に同等レベル以上引き上げる方針を固めた。ひも付きでは本年度上期の交渉を完遂、さらに下期分も価格アップを図る意向で、一部需要家とは下期の価格交渉に入った。鉄骨など建材、プロジェクト向けは納期、タイミングに対応、相対で決めていく。原料コストは依然として収益を圧迫しており、本年度下期にもう一段の値上げも検討する方向だ。これで店売り価格は、前年6月積みから累計で同2万3000円の値上げとなる。

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