2017年9月25日

大阪スチール、今月末で加工休止 年末に全事業終了

 JFE商事は25日、子会社の厚板加工会社の大阪スチール(本社=京都府八幡市、資本金=3000万円、宗行浩社長)が今月末で加工を休止するとともに、年末には残務処理などのすべての事業を終了すると発表した。本社工場の土地・建屋(敷地面積=約1万3000平方メートル、建屋面積=約6500平方メートル)は売却する予定で、加工設備もJFE商事の取引関係のある厚板加工会社への移設、および廃棄する方向。従業員(34人)については再就職のめどがほぼ立っている状況。今回の同社の事業撤退は関西地区の厚板加工需要が縮小化する一方で、加工業者の設備更新などで、加工能力の過剰状態が続いていること。これに伴う切板価格・加工賃の低迷により、収益確保が困難になってきたことを考慮し判断したもの。

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