2018年2月7日

北陸地方整備局 道路雪害の注意喚起 金属業界にも広がる

国土交通省北陸地方整備局は6日、道路雪害に関する緊急情報を発表した。北陸地区ではすでに5日夜から6日にかけて平野部でも例年の4倍以上の積雪を記録している所もあるが、8日にかけても12時間で45センチの大雪が予想されるとして注意を呼び掛けている。一方で日本海地区の金属業界にも物流面で大雪の影響が広がっている。

新潟県内の鋼材流通によると、「入荷、出荷ともに1、2日程度の遅れが出ている。特に山間部の顧客へのデリバリーが遅れてしまう」と話す。新潟県内では前回の1月12日の大雪以降、度々、例年以上の降雪に見舞われている影響で、金属リサイクル関係などの物流にも支障をきたしている。

一方で今回特に影響の大きいのは北陸地区。富山県西部の金属リサイクル業者のヤードには5日夜から6日朝にかけて一晩で60センチ雪が積もり、「朝から除雪作業に追われている」と話す。「引き取りの予約は全てキャンセルになった」という。鉄スクラップを集荷する金沢港も大雪の影響で荷止めとなった。

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