特殊鋼5社 前3月期 全社増収、利益では明暗 販価是正進捗差が影響

特殊鋼メーカー5社の2018年3月期の連結業績が27日出そろい、全社が増収、大同特殊鋼、愛知製鋼、日本高周波鋼業は経常利益、純利益とも増益、山陽特殊製鋼と三菱製鋼は経常利益、純利益とも減益となった。国内外での自動車関連の堅調に加え中国向けを主体とした建産機向けおよび半導体関連設備投資が引き続き活況となったことなどから、各社販売数量が増加。原材料価格の上昇に伴う販売価格の是正進捗の差が利益面に影響した。