2019年3月1日

工場ルポ シタラ興産・サンライズFUKAYA工場 産廃選別にAI活躍 リサイクル率90%実現

産業廃棄物処理業のシタラ興産(本社=埼玉県深谷市、設楽竜也社長)のサンライズFUKAYA工場(埼玉県深谷市)では、人工知能(AI)を搭載したロボットを導入し産業廃棄物の高度な選別を行っている。選別ライン上に4台のロボット選別機と数十種類の選別装置を搭載し、リサイクル率90%を実現。設楽社長は、廃棄物の最終埋め立て地の残存容量が減少していることに触れ、「廃棄物のリサイクル率を上げ、ギリギリまでダストを減らすことが重要だ」と話す。そんな廃棄物選別の最先端をゆく工場を訪ねた。

同社は1977年に設立。一般廃棄物・産業廃棄物収集運搬、産業廃棄物中間処分業の許可を取得し、本社工場では堆肥原料を製品化するコンポスト施設や、廃プラスチックを廃棄物固形燃料(RPF)として破砕・減容する施設、建設・混合廃棄物に特化した処理システムなどを用い、産廃処理を行っている。従業員は85人。

サンライズFUKAYA工場は、深谷駅から車で約10分のところにある。約30億円を投じ2016年11月に完成。当初は手選別を主体とした工場を構想していたが、設楽社長がとある映像でロボット選別機を見て一目ぼれし導入を決めた。ロボット選別機は・・・続きは本紙

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