2020年1月17日

鉄スクラップ 関西輸出価格2万5650円

 関西鉄源連合会(会長=黒川友二・扶和メタル会長)は16日に第89回鉄スクラップ共同輸出入札を実施し、H2トン当たり2万5650円(大阪湾岸FAS)で成約した。今月10日に関東鉄源協同組合が実施した共同輸出入札の平均落札価格よりも1017円安い。米国鉄スクラップ高から輸出市況は堅調推移してきたが、トルコやアジア各国の需要家が鉄スクラップを買い控え始めたことなどが影響したとみられる。国内市場も正月休みが明け、鉄スクラップ消費がピークとなる3連休も終えて需要が後退。特に大阪地区では年明けからメーカー入荷が好調なため、「足元の需給環境と重なって、市場の先行き不透明感が強まりそうだ」(流通筋)という。

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