2020年10月27日

ニッコー、値上げ 12月出荷分から

 伊藤忠丸紅鉄鋼100%子会社で鋼管流通大手のニッコー(本社=千葉県浦安市、間宮一博社長)は12月出荷分から、配管用ステンレス溶接鋼管の販売価格を現行比10%程度、土木・建材用炭素鋼鋼管をトン5000円以上それぞれ引き上げる。下期以降の鋼管需要の回復が見込まれる中、原料コストや物流コスト、人件費の上昇などを背景に国内メーカー各社が値上げしていることに対応し、販売価格に転嫁する。間宮社長は「本年上半期はコロナ禍による停滞感が続き、足元の荷動きもまだまだ厳しい状況だが、お客様に丁寧に説明して理解を求めていく」としている。

スポンサーリンク