2021年3月2日

鉄スクラップ、国内相場の上昇続く 需給ひっ迫 先高観依然強く

国内の鉄スクラップ相場が1カ月間にわたって上昇し続けている。中国要因でアジア向けの輸出相場が堅調推移していることが背景にある。2月27日から電炉大手の東京製鉄が全拠点で鉄スクラップの買値をトン500―1000円引き上げ、鉄スクラップ総合価格(H2の3地区平均、産業新聞社調べ)は3月1日時点でトン4万900円になり、2月4日の直近底値から同5600円上伸した。関東を中心に需給がひっ迫しており、市中の先高観は依然として強い。

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