2021年6月25日

鉄スクラップ相場上昇 5週ぶり、需給引き締まる

国内の鉄スクラップ相場が24日から約5週間ぶりに上昇した。中部地区中心に鉄スクラップの国内需要が旺盛な上、「夏枯れ」の影響が出始めて建築物解体工事の件数が減少し、鉄スクラップ流通量が低迷して需給が引き締まった。電炉大手の東京製鉄は24日から九州工場以外の4拠点で鉄スクラップの購入価格をトン当たり1000―2000円上げ、同日から各地の電炉にも価格引き上げの動きが広がった。