2022年5月13日

鉄スクラップ1500円続落 海外の下落局面影響

国内の鉄スクラップ相場が12日にトン当たり1500円続落した。海外の下落局面が影響した。12日に電炉大手の東京製鉄は全拠点でトン1500円下げ、各地に値下げの動きが広がった。東名阪3地区の電炉メーカーのH2購入価格平均は12日にトン6万3800円になり、直近で高値を付けていた先週6日から約1週間でトン2400円下落。韓国やベトナムの鉄鋼メーカーは高騰した鉄スクラップの輸入に慎重になっており、日本からアジア向けの輸出商談は引き続き停滞しているもよう。国内市況はさらに下落する可能性が高い。

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