2021年11月16日

国内鉄スクラップ続落、海外安が相場冷やす

 国内の鉄スクラップ相場が先週末にトン当たり500円続落した。アジア相場の下落が、高止まりしていた日本の相場を冷やしている。電炉大手の東京製鉄は今月11日に続き13日からも全拠点で鉄スクラップの購入価格をトン500円下げ、他電炉も追随して買値を下げるなど、全国的に弱い相場展開を見せた。鉄スクラップ総合価格(3地区電炉H2買値平均値、産業新聞調べ)は直近高値のトン5万7300円(10月29日時点)から1500円値下がりし、15日時点でトン5万5800円となった。

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