2022年7月20日

鉄スクラップ、国内相場下げ止まらず 電炉H2買値 今年最安値を更新

国内の鉄スクラップ相場が下降線をたどり続けている。国内高・海外安の価格差と、アジアの鉄スクラップ需要減退が価格下落の主な要因。

東名阪3地区の電炉メーカーの鉄スクラップ購入価格の平均(H2、産業新聞調べ)は19日にトン当たり4万6800円になり、今年最安値を更新した。2カ月半前の直近高値に比べて約2万円下がっている。

韓国やベトナム向けの輸出が回復した様子はなく、需給は依然として緩和状態。国内価格はまだ下落を続ける見通しだ。