2023年4月27日

鉄スクラップ相場続落 1000―2000円 需給バランス緩む

1カ月以上下がり続ける国内の鉄スクラップ相場が、26日にさらにトン当たり1000―2000円下押しした。軟調な海外相場とルーズな需給バランスが要因。東京製鉄が26日入荷分から全拠点の鉄スクラップ買値を1000―2000円下げた。各拠点の特級(H2相当品種)価格は、直近高値の3月中旬から累計5500―6500円下落。一部拠点の買値は1月12日以来約3カ月ぶりに5万円を割った。他電炉や輸出業者は26日におおむね東鉄に追随して買値を下げた。相場が目先で反転上昇する兆しはなく、弱い展開が継続する見込み。

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