2023年12月7日

東大とJST、日本製鉄と共同で電磁鋼板の原子配列を直接観察 新材料開発に弾み

東京大学と科学技術振興機構(JST)は5日、日本製鉄と共同で新開発の電子顕微鏡を使ってケイ素鋼(電磁鋼板)の結晶粒界を原子レベルで直接観察し、その原子配列を解明することに初めて成功したと発表した。同大学大学院工学系研究科附属総合研究機構の関岳人助教、大学院生の二塚俊洋氏、柴田直哉機構長・教授、幾原雄一教授のグループと、日鉄の森重宣郷・上席主幹研究員、松原稜氏らとの共同研究の成果で、これまで直接観察された例がなかった原子配列を解明したことで、今後の技術展開が期待される。

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