2023年12月11日

鉄スクラップ関東輸出入札 12契、2カ月連続上昇5万1020円

 関東の鉄スクラップ加工業者で構成する関東鉄源協同組合(理事長=南光司・ミナミ社長)が8日に実施した12月契約分(来年1月積み)の鉄スクラップ輸出入札の平均落札価格は、トン当たり5万1020円(H2、FAS=船側渡し)だった。11月実施比で782円高く、2カ月連続で上昇した。国際価格の指標となるトルコ向けの鉄スクラップ価格の上昇を背景にアジアの相場にも先高観が生じ、アジアの需要家に買いを急がせた。足元でドル安・円高に振れた為替が輸出価格に下押し圧力をかけたものの、落札価格は地区相場より500―1000円前後高く、今後の相場は上振れる公算が大きくなった。

スポンサーリンク