2024年2月13日

関東鉄スクラップ入札 2月契約 輸出価格横ばい5万3087円

 関東の鉄スクラップ加工業者で構成する関東鉄源協同組合(理事長=南光司・ミナミ社長)が9日に実施した2月契約分(3月積み)の鉄スクラップ輸出入札の平均落札価格は、トン当たり5万3087円(H2、FAS=船側渡し)と、前回比6円高のほぼ横ばいだった。足元の関東相場を1500―2500円上回る。為替のドル高円安が高値をもたらした。バングラデシュの底堅い需要も影響した。高値落札は関東の相場を引っ張り上げる材料になるが、輸送対抗の姿勢を強く打ち出す東京製鉄の宇都宮工場は10日からの買値の変動を発表せず、静観。今後の市況は強含む要素をはらみながらも、横ばいで推移する可能性がある。

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