鉄スクラップ・リサイクルニュース



2025年10月22日

鉄スクラップ相場続伸 2週間で2000円

国内の鉄スクラップ相場が21日に続伸した。当紙調べの日本鉄スクラップ総合価格(東名阪3地区電炉メーカー買値平均、H2)は21日時点でトン当たり4万1700円と、前日から500円上昇し、直近安値の6日から約2週間で累計2000円上がった。先々週の相場上昇は為替の円安が影響していたが、先週から足元にかけての上げには東京製鉄の集荷促進意欲が強く反映された。円相場は先週後半から比較的安定し、国内全体の需給は双方低位で均衡しているため、相場の天井を突いた可能性が出てきた。為替動向にもよるが、今後続伸する場合でも上げ幅は限定的となりそう。