2022年4月14日

鉄スクラップ相場続伸 500―1000円、内外の値差縮小

 国内の鉄スクラップ相場が13日に続騰した。上げ幅はトン当たり500―1000円。ロシアのウクライナ侵攻などを背景とする国際的な鉄スクラップ需給ひっ迫を映した。電炉大手の東京製鉄が13日に買値を上げ、各地の電炉メーカーに値上げの動きが広がった。東名阪3地区の電炉のH2購入価格平均(産業新聞調べ)は13日にトン6万5800円に達し、1月31日の直近安値からトン1万4000円上昇。ただ電炉に先行して買値を上げていた輸出業者は13日時点で様子見しており、国内外の値差が縮まっている。

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