2013年8月21日

所長インタビュー JFEスチール知多製造所 日下 修一氏 ハイエンド比重高める

――2012年度の総括から。

「上半期は原材料の高騰や円高を背景に、厳しい環境を余儀なくされたが、政権交代以降は円高が是正されるなど、明るい兆しが見え始めてきた。年間生産量は62万トンで、そのうちシームレス鋼管が34万トン、電縫鋼管は28万トンと11年度から大きな増減はなかった。至近ピークだった08年度実績に対しては80%の水準。生産量全体に占める輸出比率は、11年度比横ばいの60%だった」

――需要環境をどうみる。

「国内をみると、建築分野は下期以降、東日本大震災の復興需要が出始め、自動車分野はメーカーの海外シフトを背景に厳しい環境が続くと想定している。一方、海外はエネルギー分野を中心に、引き続き堅調に推移していく可能性が高いとみている」

――生産計画を。