2021年8月6日

新社長に聞く/三菱製鋼室蘭特殊鋼/得地一匡氏/フル稼働体制で需要捕捉

三菱製鋼の子会社で、室蘭製作所(北海道室蘭市)で特殊鋼鋼材の生産を担う、三菱製鋼室蘭特殊鋼(MSR、本社=東京都中央区)は、6月28日付で得地一匡氏(三菱製鋼執行役員鋼材事業部長)が新社長に就任した。抱負や方針を聞いた。

――まずは抱負から。

「私は8代目になるが、11年間務めた前任の関根博士取締役常務執行役員をはじめ、歴代社長はそうそうたるメンバーで責任の重さを痛感している。『北海道(函館市)出身』『MSRが設立された92年以降の入社組』『ほぼ一貫して室蘭に勤務した』初めての社長で、経験を生かしながら自分らしいかじ取りを行う。MSRには能力が高く、個性的な人材がそろっている。プロ達が力を発揮できる場を提供し、生産性向上やコストダウンに向けてベクトルを合わせていきたい」

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