2022年7月12日

日鉄鋼板の経営戦略を聞く/飯島敦社長/効率生産で収益力強化/道内「雪印」ブランドに集約へ

――7月で日鉄日新製鋼建材(日新建)との合併から2年が経過した。これまでの総括を。

「統合時に製造所の耐震化工事や屋根・壁の老朽更新、システム統合などの費用を試算し、中期的に70億円の連結経常利益を確保し続けることが事業継続に欠かせないと考えていた。初年度は市場の縮小均衡が続くとの前提に加え、新型コロナウイルス感染拡大で需要が急減した状態でスタートしたこともあり、厳しい状況だった。昨年度は国内外で経済が持ち直す中、営業と製造が一体となって『安定生産とフル操業の徹底』を推進してきた結果、116億円の最高益を達成できた」

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