
日刊産業新聞は鉄鋼と非鉄分野を主体に上工程より加工、流通、リサイクルに至るまで金属全般にわたるマテリアルフローについて日々、お伝えしています。取り分け非鉄分野においては東京、名古屋、大阪3地区のほか、全国支社局を含めた取材網をネットしているほか、必要に応じては中国をはじめとするアジア、ロシア、南米など海外取材にも担当記者を派遣する体制を整備しています。非鉄に関する国際市況について、彼の国の需給動向を肌身で知悉する必要があると考えるからです。
銅ばかりではありません。鉛、亜鉛、ニッケル、レアメタルのほか、これらスクラップ市況も軒並み急騰しています。鋼板のめっき材となる亜鉛やステンレスの副原料とニッケルについては、日本鉄鋼連盟の馬田一会長(JFEスチール社長)が07年における鋼材の主なコストアップ要因として敢えて亜鉛、ニッケルを指摘しました。弊紙の強みは鉄鋼と非鉄分野における取材がリンクしているところにあります。