2015年2月18日

淀川製鋼所、ヨドコウ迎賓館 恒例の「雛人形展」 4月5日まで開催

壇飾りの雛人形と花嫁人形
 淀川製鋼所が所有する「ヨドコウ迎賓館」(旧山邑家住宅、兵庫県芦屋市山手町3―10、国指定重要文化財)で、恒例の「雛人形展」が14日から開催されている。

 雛人形展は、同館とゆかりの深い雛人形(京都・丸平大木人形店作)を一般公開しているもの。壇飾りの「雛人形」、花嫁姿をはじめ漆塗りの嫁入り道具が添えられた「花嫁人形」、17体の人形と桜や松で花見の宴を写した「花観人形」の3つの人形群が展示されている。

 人形は山邑家の所有を経てヨドコウ迎賓館に「里帰り」した明治時代後期の名品。歴史ある多数の人形がこれだけ良好な保存状態で残っている例は少なく、文化的にも価値ある作品と言える。

 ヨドコウ迎賓館は20世紀建築の巨匠フランク・ロイド・ライト設計で、1920年代の建築。歴史ある建築作品と時代を超えた美しさを保つ雛人形を楽しむことができる。4月5日まで開催中。開館は午前10時から午後4時まで。期間中の休館日は月・木曜日。阪急芦屋川駅から北へ徒歩約10分。

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