2016年10月20日

UACJ・岡田社長 統合効果上積みに意欲

 UACJの岡田満社長は産業新聞社とのインタビューで、早期に年150億円以上の実現をめざすとしている統合効果について「さらに上積みしたい」と意欲を示した。工場の生産現場で、旧2社のノウハウを比較検証する過程で見つけた新しい製造方法を採用するなどして、生産効率の向上などにつなげる。研究開発などの分野でも旧来できなかったような画期的な技術や製品の研究を強化する。中国アルミ圧延メーカーの台頭などUACJを取り巻く経営環境は依然厳しいだけに、生産体制の合理化などを通じ競争力の強化を急ぐ。