2009年10月5日

新日鉄、電磁鋼板輸出 50-100ドル上げ

 新日本製鉄は11月積みのアジア・中国向け電磁鋼板(無方向性)の輸出商談について10月積みに比べ50―100ドル値上げする方針を固めた。

 近く正式にオファーする。中国ミルが10月積みの国内価格を据え置くなど中国市況は軟化気配を示しているが、現状の中国ミルのリスト価格がドル換算で800ドル台半ばであるのに対し、日本ミルの輸出価格はFOB700ドル超の水準と割安感があるうえ、高炉不調などもあって鉄源需給がタイトなためまだ値上げ余地があると判断したもの。

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