2016年12月19日

東京製鉄、2カ月連続全種値上げ 3年ぶり 1月契約3000―5000円

 東京製鉄は19日、2017年1月契約分の鋼材販売価格(店売り向け)に関して、全品種でトン当たり3000―5000円値上げすると発表した。2カ月連続で全品種を値上げするのは13年12月―14年1月契約以来3年ぶりとなる。今村清志・常務取締役営業本部長は、「今回の値上げは原料価格上昇への対応と、今後の鋼材需給改善を期待したもの。海外に比べて陥没している国内鋼材市況は上昇している途中であり、今後、息長く市況が形成されるとみられ、需要見合いの生産を徹底しながら、マーケットに合わせ、着実に販売価格を引き上げる」とコメントした。