2020年10月23日

フジクラ 5G対応アンテナ、ミリ波市場に展開

 フジクラは23日、第五世代通信規格(5G)ミリ波帯域に対応したフェーズド・アレイ・アンテナ・モジュール(PAAM)を製品化したと発表した。ミリ波を利用した5G固定無線アクセス(FWA)や5Gモバイル無線アクセス(MWA)、5G無線バックホールなどの用途に対応しており、屋内外向けに利用できる。2020年度中にサンプル供給を開始し、21年度下期中に量産する見通し。この製品は、垂直、水平両偏波を同時に受信できるアンテナとRF―IC(高周波集積回路)を統合したPAAMだ。最先端のシリコン・ゲルマニウム・バイポーラCMOSプロセスを使用した独自のRF―ICを搭載しており、広い通信領域に対応できる。独自構成の「True―time―delay」方式の移相器を採用しており、広い周波数範囲で位相と振幅を独立して制御できるほか、高い伝送品質を実現した。







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