大阪チタニウム、尼崎に新工場 スポンジチタン増産

　大阪チタニウムテクノロジーズは、本社・尼崎工場に年産1万トン規模の新工場を建設する。生産能力は現在比25％アップの5万トンとなる。投資額は300億円。これに伴い、従来予定していた休止中の小型炉工場の再稼働による3000トンの増産は見送る。着工時期について、杉﨑康昭社長は「速やかに着工に移る」と発言。完工時期・操業開始時期は明言しなかったが、国内で素早く増産にこぎ着け、足元の強いスポンジチタン需要を確実に取り込む考えだ。