共英製鋼と鹿島 有害物質付着の金属廃棄物、再資源化 電炉で無害化

　共英製鋼と鹿島は27日、鉛が含まれた塗料やアスベスト（石綿）などの有害物質が付着した金属廃棄物を無害化し、再資源化する取り組みを始めると発表した。鹿島が解体したビルなどから出る金属廃棄物を、共英製鋼が電気炉で無害化する。有害物質を取り除いた鉄スクラップは異形棒鋼などの鋼材として再生利用される。両社は今後、有害物質が付着した金属廃棄物の回収・運搬体制の強化などを図り、サーキュラーエコノミー（循環型経済）の実現に向けて取り組みを広げる。