2025年9月9日
三和鉄鋼 飛島に新スリッター ハイテン対応強化 薄板加工 犬山から集約
神戸製鋼所系の鋼板加工業者、三和鉄鋼(本社=愛知県飛島村、生川博康社長)は、飛島工場に新スリッターライン1連を設置し8月から稼働を開始した。犬山工場(同県犬山市)の既存ラインの更新となるもので、神戸製鋼所の戦略に沿いハイテン加工能力を強化。最大150キロ級まで加工可能とし、自動刃組み装置の導入で省人化も図った。2026年4月から薄板加工を飛島に集約、犬山は厚板加工専業とし全体的な生産性も向上。加工量は薄板全体で月間1万トン規模に引き上げていく。8日に現地で安全祈願祭を行い、関係者31人が参加した。