伸銅品需要4.2％増予測 25年度、67万トン弱に修正

日本伸銅協会は30日、2025年度の需要（生産量）が前年度より4・2％多い66万8200トンになりそうだと発表した。当初の見込みより日系自動車の販売が中国で落ち込み、デジタル機器や家電向けの低迷も長期化したことを受けて前回予想から6100トン下方修正。ただ、AIサーバーやスマートフォン向けの需要拡大は続き、住宅設備向けもリフォーム需要や海外需要の伸長で緩やかながら着実に復調するとみる。同時に発表した中期見通しでは、27年度の需要を70万900トンと予想する。