2012年8月9日

中国、鋼材市況 底値見えず 熱延は過去3年で最低値

 中国の鋼材市況が、底の見えない状態となってきた。熱延コイル市況は北京と上海、広州とも直近1カ月で10%前後下落。トン4000元(約5万円)を割り込み、過去3年の最低値を更新している。

 鉄鋼メーカーが8月価格を下げ、流通業者も資金難と先安観から売り急ぐが、「流通業者の販売量が増えているわけでもなく、在庫量は高いままで変わっていない」(日系高炉幹部)状況。低調な需要と軟調な市況が、安値販売を助長している。







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