2012年2月20日

鉄鋼上場63社、35社が経常益下振れ 災害・円高など直撃

 産業新聞社調べによると、鉄鋼メーカー上場63社(3月期決算)のうち35社が2012年3月期の連結経常損益予想を本年1―2月にかけて下方修正した。上方修正したのはわずか3社。東日本大震災やタイ洪水の影響が想定を上回り、超円高やアジアの鉄鋼需給緩和による輸出減・輸入増などの影響が広がっているため。

 特に海外勢と内外で競合する高炉メーカーなどの収益が下振れしており、新日本製鉄、JFEホールディングスが600億円、住友金属工業が450億円、神戸製鋼所が250億円、日新製鋼、東京製鉄が100億円――のそれぞれ大幅下方修正を余儀なくされている。









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