2012年5月30日

鉄スクラップ、市況続落3万円割れ 欧州問題響き輸出停滞

 国内鉄スクラップ市況が続落し、関東地区では電炉実勢買値が指標品のH2でトン3万円を割り込んだ。関西でも一部電炉買値が3万円割れとなった。東西電炉H2買値がトン3万円を下回るのは、今年2月以来。

 欧州債務危機など、経済情勢の悪化が鉄スクラップ市場にも影響を与えており、輸出市況は世界的に停滞。国内鉄スクラップ相場にも波及した。また、鉄スクラップ相場の下落は製品市況にも影響を与えており、円高基調が続く中、「輸出向けとともに、国内販売も厳しい状況」(商社)という。







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