2011年8月30日

高炉、薄板の輸出価格引上げ

 東アジアの薄板市況が緩やかながら底離れしてきたことで、国内高炉メーカーも薄板の輸出価格の引き上げに動き出した。

 原料価格が高止まりしているうえ、1ドル=70円台という記録的な円高などなお構造的な逆風は続いているが、現状に比べホットコイルで50ドル程度の値上げオファーで商談を開始。東南アジアな一部需要家からは10月積みで30ドル程度の値上げビッドもみられるという。欧州や中国経済の先行き不透明から、市況上昇が本格化するかは流動的だが、高炉筋では「数量を抑制」(高炉メーカー輸出関係者)し、価格重視の姿勢を取る構えだ。







本紙購読料改定のお願い

10月から月1万2000円(税別) 電子版単独は据え置き

産業新聞社は10月1日から本紙「日刊産業新聞」の購読料を月額1万1000円(消費税含まず)から1万2000円(同)に改定させていただきます。本体価格の改定は2021年10月、約45年ぶりに1000円の値上げを実施して以来、4年ぶりとなります。...more