2010年8月31日

アジアで大型投資加速 国際的鉄鋼チェーン構築

 アジアで、大型の鉄鋼投資が相次いで決まった。台湾の中国鋼鉄(CSC)は、台湾プラスチックがベトナムに建設する高炉一貫製鉄所と、中国の特殊鋼メーカーへの出資を決定。タイのサハビリヤ・スチール・インダストリーズ(SSI)は印タタ製鉄グループの英コーラスの一部製鉄所取得でコーラスと覚書を結んだ。

 CSCは住友金属工業と合弁でベトナムに建設する冷延ミルの熱延調達を視野に入れ、中国では初のステンレス・特殊鋼事業に進出する。SSIは自前のスラブ工場を確保する。両社とも国際的な鉄鋼チェーンを構築し、競争力を高める狙いだ。







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